YOSHIHIKO UEDA
数ヶ月前の出来事
いつものようにジュンク堂でぶらぶらと本を探しまわっていたとき
ずらりと並んだ本棚の横に貼ってあった1枚の写真がふと、目にとまった
その瞬間、ハっとした。
「良い写真だな」とか「美しいな」とかではなく、
ただただ、ハッとした
きっと、人が本当に感動するときは
コトバになるまえにそうやって、カラダが反応するのだろうと思う
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それは、鳥の写真だった
特に鳥が好きというわけではないのに(亡くなったおじいちゃんは鳥好きだったけど)
何故かその1枚の写真にくぎ付けになってしまった
良く見ると、野鳥の剥製の写真集の広告として貼ってあるものだった
早速、実物の写真集を探した
YOSHIHIKO UEDA / BIOSOPHIA of BIRDS
『剥製』と思うと少しぞっとするけれど
その写真集の完璧なまでの美しさこそ、ぞっとするに値するものだった
死を写したものであり、あくまでも写真にすぎないのに、
生きているものそのもののように(あるいはそれ以上に)
はっきりとした輪郭でわたしをとららえて離さなかった
それから何度も、そこに通ってはそれを眺めた
ついにあつかましくも「そのポスターが不要になったら頂きたい」とダメもとでお願いしてみると、案外あっさりとはずしてくれた。
(そのうち、ちゃんと本も買おうと思っています!)
今日、図書館で気晴らしに写真集のコーナーを物色していたとき
上田義彦さんの写真集をいくつか発見した
図書館の外にあるテラスでコーヒーを飲みながらゆっくり見ることにした
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深い森の中、たくさんの人のポートレート、家族の日常
写真集はどれも、とても好きな感じのものばかりだった
空はくもりだったけど、色づきはじめた樹々がやわらかい風景をつくっていた
秋が深まってきていますね。

