2009年の回想
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今日は風がとても冷たくて空気が透明だから
日差しがひときわ眩しく光っていて、空や公園の緑がきれいに見える
それだけでいい気分になれる
これまで、何となく「こうだ」と思っていた自分がいて
今までは行動もその結果も実際にそれに近かったように思う
昨年、大きくその自分から外れてみたくなった
今思えば、それ自体も大きな流れの一部分であったのかもしれないけれど
そもそも、こうだと自分に枠をつくること自体がナンセンスなことだけど
2009年の前半、いきなり与えられたイギリスの日々は
今考えても、実際のその時も
私にとって夢の中をぎゅっと凝縮させたような時間だった
早起きして、犬の散歩に行って、音楽聞いたり、本を読んだり
その日の出来事を笑って話しながら、おいしいごはんを食べたり
たまに遠くの田舎街に行って、ひたすらきれいな風景を眺めたり
日常の生活をあんなにきっちりと充実して過ごしたのは、いつぶりだったんだろうか
シンプルな生活の中で、人は健やかでいられることが
自分の感覚を持ってよく分かった
悲しいかな、そこにずっと留まることはできないけれど
しかし
当たり前だと思っていたものが、実は当たり前ではないと気がついたとき
世界がちょっとだけ広がった気がする
と同時に、不安にもなる
自分の立ち位置、築いてきたもの、住んでいるところ、個性(自分や他人から見た)
そこに確実なものは何一つないのではないかと思えてくる
2009年はとにかく、たくさんの出会いと発見があった
気がつくと、昨年の自分と比べて大切に思う人たちがたくさん増えていた
誰かを想う気持ちは、距離や時間などは関係ない
人格も生まれも歳も趣味も言葉も関係ない
私はそれらの人々に出会えたことをうれしく思う
それだけで、自分が価値あるもののように思える
きっとそれは目の前にあるきれいな景色と同じようなもので
どんどん変化していくものだけど
何よりもすばらしく
確実なものであると思う。